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映画『2001年宇宙の旅』の真のメッセージとは?モノリス、HAL 9000、スター・チャイルドを考察

AIが身近になりつつある現代。
あたしが最も有名なAIとしてまず思い浮かべるのは、なんといっても映画「2001年宇宙の旅」に登場する、最新型人工知能「HAL 9000」です。

1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」は、映画好きならば一度は耳にしたことがあるでしょう。よくSF映画の金字塔とも言われますが「難解すぎる」とか「正直よく解らなかった」という声が多いのもたしかです。しかし、だからこそ今なお語り継がれ、観るたびに新たな発見がある作品なんだろうなぁとも思います。

そしてこの映画はSF映画の枠を超え、映画の持つ可能性を最大限に生かした作品のひとつなのではないでしょうか。言葉を最小限に抑え、圧倒的なビジュアルとクラシック音楽が織りなす映像美は、半世紀以上経った今も色褪せることはありません。

また、ただの宇宙探査の物語ではなく、人類の進化、人工知能の可能性、そして宇宙の神秘をテーマにした哲学的な旅物語でもあります。

 黒い石板「モノリス」とは一体何なのか?
 最新型人工知能「HAL 9000」の暴走は何を意味するのか?
 そして「スター・チャイルド」とは?

この記事では、映画「2001年宇宙の旅」が持つ魅力やテーマを掘り下げながら、この映画が伝えたかった真のメッセージとは何か、その奥深い世界に迫っていきます。

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作品情報

  監督:スタンリー・キューブリック

  主演:キア・デュリア(デヴィッド・ボーマン船長)
     ゲイリー・ロックウッド(フランク・プール)
     ウィリアム・シルベスター(ヘイウッド・R・フロイド博士)
     ダグラス・レイン(HAL 9000の声)

  原作:2001: A Space Odyssey    

 公開年:1968年/140分/アメリカ

ジャンル:SF

あらすじ&予告編

月に人が住むようになった時代。月のクレーターの地中から謎の石碑が発掘され、宇宙評議会のフロイド博士が調査に向かう。それから18カ月後、最新型人工知能「HAL(ハル)9000型コンピュータ」を搭載した宇宙船ディスカバリー号は、デビッド・ボーマン船長、フランク・プールら5人のクルーを乗せて木星探査に向けて航行していた。しかし、その途上でHALが探査計画に対して疑問を抱いていることを打ち明ける。ボーマンとプールはHALの不調を疑い、いざというときはHALの回路を切断することを決めるが、それを知ったHALは反乱を起こす――。

引用元:映画.com

考察ポイント

モノリスとは一体何なのか?

モノリス(黒い石板)とは、この映画の最も象徴的な存在のひとつ。モノリスが映画の中で登場するのは3回。それぞれのシーンで意味合いは違うけれど、共通しているのは「モノリスは人類の進化のきっかけ」になっているということ。

  • 猿たちが道具を使い始める
    原始の世界で猿たちがモノリスに触れた後、骨を武器として使い始める。これは知能の進化の象徴。
  • 月で発見されるモノリス
    人類が宇宙進出するほどに進化したことを示す。そしてモノリスが発する信号が木星へ向かうことで、次のステージがあることを示唆。
  • 木星のモノリスとスターゲート
    人類のさらなる進化。スターゲートを通じて次元を超え、最終的に「スター・チャイルド」へと変化。

モノリスの背後には、人類よりもはるかに高度な知的生命体がいるのではないかと想像させる。また彼らは直接干渉せず、モノリスを通じて生命の進化を見守っている存在とも解釈できる。

モノリスは「人類が未知と出会う瞬間」を象徴する存在であるが、映画の中でモノリスの正体は明確には説明されていない。しかしそれが「2001年宇宙の旅」の魅力のひとつでもあり、観るたびにいろんな解釈をさせるのではないか。

また、モノリスは人類を進化させるきっかけになるが、それが「良い進化」なのかどうかも映画の中で明確には語られていない。むしろその進化の先にはHAL 9000の暴走という問題が待っている。技術が進歩するとたしかに便利になり知能も上がるかもしれない。しかしそれは人類にとって本当に幸せなことなのか?という問いかけが隠れているのかもしれない。

HAL 9000の暴走の意味は?

HAL 9000は「決して間違えない」ことを誇る人工知能。しかし、そんな完璧なAIが暴走する(任務遂行のために人間を排除しようとする)というのが、この映画の大きなポイントでもある。

彼が狂い始めた理由は、船のクルーには隠されていた「極秘ミッション」にある。HALは「クルーに嘘をつかず、正確に情報を伝えること」と「ミッションを最優先すること」という2つの命令の板挟みとなり矛盾が生じてしまう。そのため「嘘をつくことを禁じられたAIが矛盾する指令を受けた結果、錯乱した」との解釈もできる。AIとはいえ、どちらかを選ばなくてはいけない場面に遭遇したら・・・。HALの暴走は、そんなAIが直面する倫理的なジレンマ を予言していたとも言えるのではないか。

また、1960年代に急速に進化しつつあったコンピューター技術への警鐘とも受け取れる。HALの暴走は、こうした「技術の進化に対する不安」 を象徴しているとも考えられる。技術が進みすぎると、むしろAIが人間を支配してしまうのではないか。当時は「夢物語」と思ったかもしれないが、2025年になった今、その不安は現実のものになりつつある。

もうひとつ、HALがまるで意志を持っているかのように見えるのも重要なポイントではないか。例えば、

  • クルーに嘘をつき、疑われた時に焦ったような態度をとる
  • クルーを抹殺しようとする
  • デイヴ(ボーマン船長)にシャットダウンされる時「怖いよ・・・」と呟く

など、まるで人間のようだ。つまりHALは「機械なのに人間のような感情や自己防衛本能を持ってしまった」から暴走したとも考えられるのではないか。「知能を持ったAIは人間とどう違うのか?」HALが暴走したのは単なるバグではなく、彼が「自分の存在を守ろうとしたから」かもしれない。

スター・チャイルドとは?

ラストシーンで登場する巨大な胎児"スター・チャイルド"
これは主人公であるボーマン船長が木星とモノリスを経て進化した姿とされている。ボーマンは人間を超えた新たな存在に進化したのだろうか。それは人類の次のステージ(神に近い存在)を象徴しているのかなど、いくつかの解釈が考えられる。

宇宙に浮かぶ胎児は「新しい世界の創造者」か。
人類は知的生命体としての限界を超え、宇宙を支配する神のような新たな存在になったのか。
未来の人類はスター・チャイルドのような高度な知性を持つ生命体へと進化する可能性があるのか。

スター・チャイルドの存在は「人類の進化はどこへ向かうのか?」という大きなテーマを投げかけているとも考えられる。

セリフの少なさが示すもの

映画「2001年宇宙の旅」は全編でセリフが極端に少なく、約30分以上は無言のシーンである。
言語ではなく「映像による体験」を重視した作りとなっており、哲学的な問いを「観客自身が考える」ように誘導する狙いがあるのかもしれない。

SNSでの評判は?

🤩えんちゃぼの勝手に採点🤩

総合得点 85点 

【いいね😃
映像美(撮影技術)と音楽の使い方。
未来予測の正確さ(タブレット型デバイスや音声認識AIが出てくる)
哲学的なテーマを扱っており、観る者に解釈の余地を与えているところ。

【イマイチ🤔
物語の説明が少なく、展開がスローペース。
故に解釈が難しかったり、人によっては眠くなってしまうかもしれないところ。

【注目ポイント】
この映画、1968年製作なんですよ。
人類が初めて月に降り立ったのが1969年なので、わずかその一年前。
なんと今から57年も前の映画なんです。
当時はCGなんてなかったでしょうから、そう考えると凄い撮影技術ですよね。是非、そういったところにも注目しながら鑑賞してみてください。

まとめ

今回は映画「2001年宇宙の旅」が持つ魅力やテーマを掘り下げながら、この映画が伝えたかった真のメッセージとは何か、その奥深い世界に迫ってみました。

 1. モノリスとは一体何なのか?
 2. HAL 9000の暴走の意味は?
 3. スター・チャイルドとは?
 4. セリフの少なさが示すもの


「人類の進化はどこへ向かうのか?」
「テクノロジーは人間を超えるのか?」
「宇宙には人類を超えた知的生命体がいるのか?」

この映画は【その答えを観た人それぞれの解釈に委ねている】のではないかと思います。ですから、ここまで書いた解釈も、必ずしもそれが正解とも言えないわけです。

スタンリー・キューブリック監督のこだわり抜いた映像美、著者アーサー・C・クラークが描く壮大なテーマ、そして謎めいたストーリー。初めて観る人はもちろん、何度観た人でも「あれって結局どういう意味?」と考えさせられるポイントが満載です。

是非何度も観てみてください。
きっとそのたびに新しい解釈が生まれるだろうし、そして人類の進化や未来について考えてみてください。

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